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岡本 まずは『デザインラボ』さんのこれまでの経緯からお聞かせください。
苅谷 1987年に父が『苅谷看板サービス』として創業し、2004年には『デザインラボ』に社名を変更。時代に即した事業展開を進めてきました。現在では、看板だけでなく、デザイン、サイン、グラフィック、WEB、ビジュアルコンサルタントの事業部に分け、商業デザインや屋外広告物、店内サインPOP、ぺーパーメディア、WEBなどの企画から設計、製作、施工まで幅広く手掛けています。
岡本 苅谷社長は、最初から家業を継ぐことを考えていらっしゃったのですか。
苅谷 いいえ。屋外広告制作はいわゆる3Kと呼ばれる、体力的にも厳しい仕事でしたし、最初は継ぐつもりはなかったんです。けれども、父の仕事を手伝うようになって、ものづくりの楽しさを実感したのです。一方で、この業界には若者が少ないことを知りました。「このままでは、長年継承されてきた技術が途絶えてしまう。失われたノウハウを取り戻すには相当の時間を要する。それだけは避けたい」という思いが強くなり、私はこの仕事に本格的に取り組む決意をしたのです。
岡本 実際に代表取締役に就任されてからは、どのような運営を実施していらっしゃるのですか。
苅谷 5年ごとに中期目標を掲げています。現在、社会情勢の変化は激しく、たった1年でも状況は大きく変わります。そのため、長期目標を立てたとしても、その目標に縛られるだけで、常に変化していく環境に適応しにくくなります。5年を一区切りとすることで、状況の変化に合わせた軌道修正を加えやすくなるのです。また、こうした目標は会社のためだけでなく、若いスタッフの夢につながるものでなければならないと思うようにもなりました。今では新年度を迎えるごとに、一人ひとりの目標を聞き、その達成や実現のための方向性について考えています。
岡本 人材育成についてはどのようにお考えですか。
苅谷 仕事に対するモチベーションを常に高く持ってもらうよう、努めています。スタッフが、自信と誇りを持つことができるよう、注目度が高くやり甲斐のある仕事を確保することが、経営者としての務めであると認識しています。また、納期を厳守することも徹底させているんです。スケジュール通りに作業をこなせば、必ず納期は守れるもの。つまり、計画性を持って作業を進めることが大切なのです。効率が良ければ利益も上がり、次の仕事につながる。そうした日々の繰り返しが実績となるのです。さらに、個々のスタッフが個性を最大限に生かせるよう、得意分野や能力に合わせた人員配置を大切にしています。当社のスタッフは皆、自主的に働いてくれる者ばかりなので、本当に人材には恵まれています。彼らが常に前向きに仕事に取り組めるよう、私も最大限の力を尽くしていきたいのです。
岡本 今後の展望をお聞かせください。
苅谷 地域社会に貢献できる企業に成長していきたいと考えています。企業として地域に何ができるのか、常に考えてきました。まずはスタッフたちの暮らしを守り、やりがいを持って仕事に取り組める環境を作り出すことが、地域活性化への一歩だと考えています。そのためにも、『デザインラボ』の運営に取り組んでいく構えです。
岡本 ぜひ頑張ってください。

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